2018年の写真はじめは東京都写真美術館から!2018年1月2日は無料開館日。

東京都写真美術館は例年1月2日から開館しています。しかもこの日は無料※で観覧可能!正月早々ヒマしている写真家はとりあえず行くしかないです。
開催中の展示もベテランから新進気鋭の作家までとても濃い内容で正月ボケもぶっ飛びますね!
普段はわざわざ写真を鑑賞しに美術館などにいかないみたいな人も引っ張ってくるのに良い機会に違いありません!無料なんですから※。
※2階・3階展示のみです。1階のホールでの映像上映と地下は通常通りで有料。

公式twiiterより
公式twiiterより

今年も先着何名かに粗品を配布するようですね。
鉛筆。

公式twiiterより
公式twiiterより(拡大)

正月っぽく雅楽の演奏とかも(ウェブサイトの写真はたぶん去年と同じ)

公式ウェブサイトキャプチャ

ちなみに開館時間は通常ですと10時ですが、2日と3日は11時なのでそのへんもご留意ください。

http://topmuseum.jp/contents/new_info/index-2992.html

なんだかんだで自分自身2017年の後半はなかなかに慌ただしくしてしまっていて見に来れてなかったので、この機会に観覧させていただこうと思っています。

1月2日のタイミングの展示は2017年の12月から開催されているフランスの写真家、ウジェーヌ・アジェ(1857-1927)の「TOP Collection アジェのインスピレーション ひきつがれる精神」(3階にて2018.1.28まで)、アジェと同じ会期で開催中の「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol. 14」が2階にて開催されています。
最後に、もうちょっと早く11月から始まっていた「生誕100年 ユージン・スミス写真展」が地下1階で開催されいてます。

公式ウェブサイトキャプチャ

3階から観覧しはじめて、

アジェの方は「先達となる写真家の作品も併せて展示される」ということでさまざまな角度から写真についてみれる機会になりそうです。

マン・レイ、シャルル・マルヴィル、アルフレッド・スティーグリッツ、ベレニス・アボット、ウォーカー・エヴァンズ、リー・フリードランダー、ジャン=ルイ・アンリ・ル・セック、荒木経惟、森山大道、深瀬昌久、清野賀子

ベテラン勢の作品を観たあとに2階に降りていけば、今度は日本の新進作家展ということで、前の階を思い出しながら時代性の移り変わりや若い視点の勢いの行ったり来たりを感じてみるのも面白いのではないでしょうか。なんならもう一回上に戻ってみても良いかも。

そして1階の映像ホールを横目に(ゴッホというテーマも非常に興味深いですが)
地下に降りていくと再び歴史のある作家ということで、鑑賞を締めくくるには写真脳をガッシリと固める感じで良さそうですね。やはり写真はプリントで観てこそ(それも貴重なビンテージプリントであればなおさら)だと思います。ちなみにユージン・スミスはアメリカの写真家。かの世界的写真家集団マグナム・フォトの正会員としてドキュメンタリー写真の巨匠です。
※地下階の展示は通常料金ですが、ここは見ずして帰れません。

この日、その他にも近隣では、

森美術館も年末年始開館中で、
https://www.mori.art.museum/jp/news/2017/12/708/

渋谷のBunkamuraギャラリーも
1日休みですが、その前後12/31・1/2・1/3は18:00までの短縮営業ですが開いているようです。
http://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/171227bernie.html
こちらのバーニー・フュークス展は写真ではなくて、ジャンルとしてはイラストですがその光と影を追いかける描写は写真撮影にも参考になるのではないでしょうか。

※2017.12.31追記

渋谷のヒカリエ CUBE1,2,3にて実は注目しておきたい展示があることを知りました。

オノデラユキ、本城直季らが出展、
国際写真展「SHIBUYA – TOKYO CURIOSITY」
1月2日〜1月8日まで。
https://imaonline.jp/news/exhibition/20171228/#img1

恵比寿から日比谷線で六本木に出るか、山手線で渋谷に向かうか、はたまたまた別の方向に向かうか、恵比寿から渋谷方面に歩きながら写真撮影散歩してみても良いかもしれませんね。
ぜひ2018年も素敵な写真ライフを!

SH