写ルンです?チェキ?お正月を写そう。2018年はフィルム初めも良し。

あけましておめでとうございます!

年末年始に日本にお住まいのみなさまなら一度は聞いたことがあるであろう「お正月を写そう」というフレーズでおなじみのFUJIFILMの年賀状のコマーシャル。今年は「竹内涼真樹木希林が“パンダ”に! 広瀬すずはツッコミ役!?」ということでパンダ効果あざといですね。どこかでみたことある白い戌を出すならもっと主役らしく扱ってあげて・・・

ちなみに六本木のFUJIFILM SquareではCMコーナーという端末があって歴代のCMがみれるみたいです。
一番古いのはもはや記憶にありません。

2018年はフィルムがますます注目されるような気配

と、個人的には思います。

2017年などはチェキのデジタルハイブリッド版(SQ10)も勢いあったように思いますし、写ルンですなどのフィルムカメラの存在感が再認識されていたように思います。

どちらも富士フィルム…近年は化粧品とかサプリ事業にも精を出しているようですが、やはり確固たるものを持っていますね。

このアナログな手法で思い出すといえば、2017年かなり耳にしたのが写真家の奥山由之さんではないでしょうか。

周りでも「君の住む街」などオマージュしたりしている人が多かった。ソールライターの影響も大きかった日本ですが、日本人作家という点ですとダントツだったように思います。

昨年のgallery 916での大規模な展示も記憶に新しいところです。そのときのインタビューを読むとフィルムである必要性だったりある種の本質のひとつがあるように感じます。

自分が無意識にやってしまっていることに、本質的な答えが潜んでいると思います。撮ったものに対してしっかりと目を凝らすのは体力のいる作業。写真を始めた頃は、この作業をあえてやらないようにしていた時期もあって。今回はそうではなくて、しっかり撮ったものを自分の中で言葉にすることや、考えを詰めてから本を編集したり、展覧会の構成を組み立てようと思いました。

(光田由里さんよるインタビュー/IMA Onlineより引用)
https://imaonline.jp/articles/interview/20171208yoshiyuki-okuyama_yuri-mitsuda_3/

奥山さんはポラドロイドも使用されいてるようで、
ポラロイドも名前が復刻(?)しましたしね。
ちなみにどうも日本ではポラロイドポラドロイドオリジナルは別運営?相互に連携は・・・してないのか?よくわかりませんが(本家の英語サイトだと一緒に扱っている・・)ちょっとこれは追々見ていきたいと思います。
https://polaroid.com

いずれにしても、やはりアナログな手法は0か1できっちりピクセルで分けられてしまうデジタルとはまた違った良い意味での曖昧さが感じられて、どことなく柔らかさだったり、有機的な印象が良いですよね。最近では女子高生なんかもインスタグラムのエフェクト盛盛よりもその「味」が良いとかで流行っているとか聞いたこともあります。
撮ってすぐ確認ができないので、現像してもらうまでどんな写真になっているかわからないというのもちょっとしたタイムカプセル的で良いですね。。

写ルンです撮影でもデータにしてスマホやパソコンで扱えます

ちなみにですが、この写ルンですやフィルムでの撮影、「撮ったは良いけどその後どうしたらいいか分からない」って人は多いみたいです。

もちろん本格的に制作される方は暗室で作業というのもできますが。

一番簡単な方法はお店に持ち込むことで形になります。
定番なのはカメラのキタムラやコイデカメラというところでしょうか。
自分は一番近いのがヨドバシカメラなんでそこで頼んでいます。

その他参考として
http://muto.photowork.jp/entry/develop2017

ネガに現像してもらう、あとはL版サイズとかにプリントしてもらう、というのがよくイメージされるかもしれませんが、最近ではプリントよりもデータの方が都合が良いこともありますよね。そのように頼むこともできるんです。なんならスマホにも転送してくれる。

http://www.kitamura-print.com/pickup/utsurundesu/

サクッとやってもらえるので楽ちんなのですが、地味にコストはかかります。基本となる現像が600円位、CDだけだと+600円さらにスマホ転送が必要だとCDと転送セットで800円程度。

CDって微妙に扱いづらい時代になってきているので、スマホだけでいいのにここはセット・・
あと、L版くらいならそんなに気にならないのですが、案外解像感もないのですよね。それも味と言えば味なのですが、スキャンする段階で容量を意図的に押さえ込んでいるので、本来その写真が持っている最大限ではないのです。

気軽さはあるけど、もっと作品として扱いたいとすると物足りなくなってくるのものでもあります。

そこでいっそスキャナーを買ってしまった方が早いのでは?という考えになり、自分は探した結果以下のものを買いました。フィルム専用機であればそこまで高いものでもないことに気がついたのです。
これだと10回もお店にデータ化頼むとしたら、もうトントンになってしまうので、けっこうあっとい間です。

紹介しているこれは900万画素ですが(ちなみに同じ形の劣化版もあるのでご注意ください)

安いものは結局お店に頼むと変わらない解像度になってしまうのと、機器のクオリティとしてもちょっと不安なものが多いようにも思います。

フィルムスキャナー、いずれにしてもちょっと操作方法に癖があったりするので具体的な方法はまた別途書きたいなとも思いますが、これで2018年フィルムで「お正月を写そう」はバッチリですね!

SH