Irix 15mmを手放して、11mmを発注する

投稿者:

kalipeの記事の中でも、Irix 15mmについて書いた記事はなかなかアクセス上位です。
なにしろ、”Irix”で検索すると、本家Irixのページより、私が書いたこの記事のほうが上にでてしまうのです(笑)

マニュアルレンズではありますが、コストパフォーマンスに優れ、なによりPENTAX Kマウントで使える貴重な超広角レンズ。
しかしながら、この度。
私Irix 15mm f/2.4 fireflyを手放してしまいました。

なぜか。
理由は2つあります。

 

理由の1つめは、PENTAX純正の広角ズーム、HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8ED SDM WRを所持しているからです。

その価格差ほど、光学的性能には差が無い、というのが実感ですが、やはり周辺部や隅のほうに行くとサジタルコマフレアや像の流れなど、クオリティの差が出てくるかな、という感じがあります。
あとは、防塵防滴構造の信頼性でしょうか。
PENTAXの場合(といっても、このレンズはTAMRONのOEMと言われています)、WRと商品名につくレンズはシーリングが施してあり防塵防滴構造を採用していることを示します。
WRよりより高度なシーリングが施されるAWほどではありませんが、ズームリングやピントリングを回している感じからしてもしっかりとしたシーリングが施されていることを感じます。
一方で、Irix。プラ外装のfireflyを選んでいるから、というのもありますが、若干外装の作りには甘さというかムラが感じられます。私が持っていた個体も無限遠のマーキングが若干ずれていてオーバーインフ気味になったり・・ もうすこし高価で金属外装(防塵防滴構造)を採用しているblackstoneモデルを購入すれば良いのですが、それなら15-30を使えばよいかなぁ、という感じです。
私の場合、超広角レンズは天気が悪い日に持ち出すことも多いので、より信頼性が高いほうを取った、という感じでしょうか。

15-30があるのに、開放F値もさして変わらないIrix 15mmを何で買ったの?ということになると、15-30がとにかく”クソ重い(1040g)”からだったのですが、そこは仕方ない・・

 

理由の2つめは、より変態性を求めて同じIrixの11mm F/4.0 Fireflyを発注したからです(笑)

もう135フルフレームの焦点距離11mm、画角126度なんて非日常極まりない世界なので、正直このクラスだと収差が云々なんて無視できるレベルで、インパクト勝負の写真が撮れるかな・・と思いまして。
ということで、まだ常識的範囲の?15mmは優等生のPENTAX 15-30mmにお任せして、Irixはより道を踏み外したところを狙っていく所存です。

前回はネタ探しも含めてオフィシャルサイトで購入して個人輸入したのですが、今回はスピード勝負でAmazonでポチ。
届いたらまたテストして記事にしてみたいと思います。

ところで今回も結局Fireflyを購入したのですが、11mmも15mmと同じ金属外装モデルのBlackstoneがあり、お値段は2万円弱高くなります。この、光学設計やレンズ硝材は変えずにパッケージングの差による価格差をつけたモデルを用意する、っていうのはIrix独特の商品展開で、なかなかユニークだなと感じています。

RM