メーカーギャラリー写真展示(新宿) 2017年10月第1週

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旅と写真の情報メディア、kalipeをスタートいたします。ライターは実名匿名さまざまですが基本的に旅人。

ということで現在開催中の写真展示で旅人感があるのはなんといってもエプサイト、佐藤健寿写真展 WUNDER です。WUNDER はカタカナ読みでヴンダー、奇跡とか驚異という意味合いから、神業や神事という含みを持った言葉です。

2017年10月第1週 メーカーギャラリー写真展示(新宿)の開催情報を掲載いたします。

 

エプサイト  佐藤健寿写真展 「WUNDER」

佐藤健寿は世界各地のあらゆる「奇妙なもの」を博物館的・美学的見地から追求する写真家です。これまでに世界100カ国以上を訪れ、奇妙な場所や人物、不可思議な伝承、さらに極北の少数民族から日本の奇祭、宇宙ロケット基地から世界の巨大廃墟と、幅広く撮影を行なっています。

佐藤健寿写真展 「WUNDER」
  • 会期:9/22(金)~10/19(木)10:30~18:30(最終日は14:00まで)
  • 休館:日曜日
  • 住所:東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル1階

 

リコーイメージングスクエア新宿 山本治之写真展 ぶな林彷徨 ―美しきぶな林の四季―

私の住む近畿地方のブナは、気候や植林等の関係で多くは高い山の頂き付近に存在し、普段目にすることは少ない。初めてブナと出合ったのは、奈良県と三重県の境に位置する大台ケ原である。それまで写真で目にしていた多くのブナは幹が白く、すっきりと伸びた美しい木であったが、大台ケ原のブナは多雨地帯でかつ風も強いため、背が低く苔に覆われていた。それでも一目見ただけで、その魅力に憑りつかれてしまった。その後、様々なブナと出合い、ブナを写したいという思いは一層深くなっていった。

山本治之写真展「ぶな林彷徨 ―美しきぶな林の四季―」
  • 会期:10/4(水)~10/16(月)(最終日は16:00まで)
  • 休館:火曜日
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB

 

オリンパスギャラリー東京 小池彩子写真展「¡Vamos!(ヴァモス)」

2015年末、憧れの地キューバに降り立った。先入観を抱きたくなく、地図もガイドブックも携えず、歩いて歩いて3週間。忘れられないのは、情報や物に縛られず、ただ今その時を朗らかに生きる人々の姿だった。通りかかった軒先で注いでもらった珈琲。酒好きがバレたのか、幾度も振る舞われたラム酒。誘われては断り続け、しかし根負けし、ぎこちなく踊ったサルサ。いつだって出会いのきっかけは些細なことだった。“¡Vamos! ¡Vamos!”(ほらほら! 行こうよ!)知り合ったばかりなのに、いつの間にか家に招かれ、引き寄せられてみるのも心地良かった。そして、旅も後半に差し掛かると、朝晩問わず隣近所筒抜けの生活音さえ心の安らぎに変わっていた。ちょっと不都合で、不便な環境は、むしろ人間くさく生きられる場所に思えた。嗚呼、私はずっとこういう生活が恋しかったのかもしれない…。人と繋がり、またそこから人と繋がり、歩いた道も繋がり、旅の最後に残った記憶の感触。同じ時を過ごし、愛おしく感じた人々と風景の肖像をここに残したいと思う。

小池彩子写真展「¡Vamos!(ヴァモス)」
  • 会期:10/6(金)~10/11(水)(最終日は15:00まで)
  • 休館:木曜日
  • 住所:東京都新宿区西新宿1丁目24番地1号 エステック情報ビルB1F

 

ニコンプラザ新宿 THE GALLERY 鶴田真由×小林紀晴 写真展「Silence of India」

「たとえ動物の鳴き声が届いても、風が樹々を揺すっていても、波が高くても、風景だけでは音が鳴らない。カメラのファインダーを覗きながらそう思うことが、これまでに何度もある。なのに、そこに人が立つと途端に風景が人の方へ傾いていく。感情の続きとなり、音が始まる。体温も風景へ伝わっていく。ミューズを追った南インドへの旅。静かなる音がずっと鳴り続けていた。だから、異国にいながらにして、さらなる異国への旅となった」(小林 紀晴)

鶴田真由×小林紀晴 写真展「Silence of India」
  • 会期:9/26(火)~10/16(月)(最終日は15:00まで)
  • 休館:日曜日
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28階

 

世界不思議地図 THE WONDER MAPS(佐藤 健寿)

YM