投稿者: 新型3代目大三元レンズ：新型EF70-200mm F2.8L IS III USMに続いて、新型2台目小三元レンズ：EF70-200mm F4L IS II USM です。手ぶれ補正機能が強化されているのは特筆すべき点ですが、キヤノンらしからぬ販売戦略であることも注目しています。
新型EF70-200mm F4L IS II USM キヤノンらしからぬ販売戦略・明確な差別化
新型EF70-200mm 大三元（F2.8）・小三元（F4.0）同時製品発表はキヤノンらしからなぬ戦略です。高級機を出して（買わせて）から買わなかった層に向けて普及機を出す販売タイミングに購買心理を乗せること通例でした。
同時発表はここ最近ないのでマーケティング調査を兼ねているのでしょう。また、現行レンズを持っている層が意欲的に買い替えするのか（？）疑問でそのあたりも戦略に絡んでいると思われます。
- 高級機：新製品の待機組に販売する
- 普及機：高級機を買わなかった層に向けて半年～1年後に発表
新コーティング不採用 ASC（Air Sphere Coating）明確な差別化
新型EF70-200mm 大三元（F2.8）・小三元（F4.0）レンズは、明確に高級・普及レンズのクラス分けをしています。新コーティングASC（Air Sphere Coating）は技術的に両方採用できるにも関わらず、EF70-200mm 大三元（F2.8）のみ。
新型EF70-200mm 小三元（F4.0）ユーザーは、「大三元（F2.8）ならこのフレアが消えるんだろうなあ・・やっぱり欲しいなあ・・」と魔法がかかるのでしょう。
フレア・ゴーストは世界的に映画のクライマックスでよく使われる映像定番のワンポイントアクセサリーですが、カメラ大国ニッポンはフレア・ゴーストNGの謎信仰があるので迷信に陥らせ、販売誘導しやすい環境にあります。
しかし、特殊光学系材料を含む15群20枚でレンズ内乱反射がなくなるってことはないでしょう。どのくらい変わるのだろう・・
