編集部っぽいところから仕事のメールが来たと思ったらプロカメラマンFILEだった。原稿、つまり媒体への掲載は書いたことへの報酬として原稿料をもらうものだけど、その逆を行くのがプロカメラマンFILEです。(原稿を書いて掲載料を支払う。)カメラマンの切なる営業心と虚構のようなものが見え隠れするような1冊に思えて仕方ありません。
プロカメラマンFILE 勧誘メール・営業と虚構を垣間見る
プロカメラマンFILEを悪く言うつもりはありません。駆け出しの頃にこのメールを受け取っていたら夢を描いたことでしょう。今となってはお金払って掲載してもらうのかあ、、うーん・・。 です。
同じようなビジネスはいくらでもあって、写真業界なら風景写真を主に扱うAMATERASという広辞苑を思い出す、筋トレに最適と思われる重厚な写真集があります。ぼくは何度か(お金を払って)掲載しましたが、掲載以上の対価がなかったのでそれっきりです。(まだあるのかなあ。)ちなみにAMATERASは1ページあたり30,000円ぐらいだった。人によっては見開き2ページ掲載というのも多かった。
このAMATERASは審査があって掲載という順序があったけど、2年目からは招待作家だから無審査でどうですか?といった案内に変わっていました。(招待作家でもお金払うので驚きましたが。笑)
AMATERASの存続が気になって検索したら、、すごい!ほとんど数百円になっている!!!
(ちなみに定価は15,000円くらい。2016年が最終なのかな。)
プロカメラマンFILE 勧誘メール
プロカメラマンFILE 勧誘メールははじめこんな文面でした。バイトが無作為に送るのだろうか。同じような文面が2通きて、はじめはWEBサイト経由。次は仕事用のメールアドレス直接でした。メルアドどこで知ったんだろう・・。
年鑑書籍「プロカメラマンFILE ●●」刊行のご案内
カラーズ、プロカメラマンFILE編集部の●●と申します。弊社では、本年もプロカメラマン/フォトグラファーの皆様を対象とした年鑑ガイドブック「プロカメラマンFILE ●●」を●●年●●月に刊行いたします。本書はオールジャンルの日本の写真年鑑として、●年目を迎えました。おかげさまで、写真業界の関係者から年々高評価をいただいており、また掲載者の皆様からは、新規の仕事に結びついたという声を多数お寄せいただいております。
皆様のこの1年間の仕事の足跡、日本の写真の●●年の記録として、ぜひ作品を掲載いただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
ちなみに、プロカメラマンFILEの掲載条件はこちらです。本10冊もらえるならいいかななんて思ったりするけど、名刺代わりに配れってことなのかな。
プロカメラマンFILEの掲載条件
- 掲載料:31,000円
- 2ページ掲載
- 献本:10冊
出版物に掲載される = 公式に認められたカメラマンというシステムを前提にするものなのでしょうか。甘酸っぱいと言うか、香ばしいと言うか、プロカメラマンFILEは業界のいろんなものが見え隠れする、(知った人間は)カメラマン事情を垣間見るかのような1冊です。
2016/06/05追記:勧誘メールの執念がすごい・・
とにかくネタを提供してくれるので追記します。案内メール数回もらった上、締切日にトドメが来ました。
今日締め切りだけど、今週末まで待つよ!だそうです。思惑の入り交じる書籍を作るのは楽ではないようです・・
お世話になっております。
カラーズの●●です。重ねてのメールになり、大変失礼いたします。
本日、6月4日(月)は「プロカメラマンFILE 2019」のお申し込みの締め切り日ですので、今号最後のご連絡をお送りさせていただきました。
お申込みご希望の方は、こちらのメールにご返信をお願いいたします。
すでにお知らせ済みではございますが、本号より、作品がより分かりやすく読者、クライアントに届くように、以下のように掲載ジャンルを設定しました。”最新オールジャンル”が本書の最大の特徴です。
(長いので・・中略)
※なお、お申し込みは今週末まで受け付けさせていただきますが、
なるべく早めのご連絡をお願い申し上げます。