新製品スマホのPRにカメラ性能が第一に謳われるくらいに誰もが写真を撮るようになりました。さらにデジタルカメラが安くなってカメラマンも増え、写真撮影は日常となっています。
カメラマン人口が増えると今まで見かけなかったような方々を目にするようになりますが、副業するならカメラマン の著者:小椋翔 もその一人かも知れません。
副業するならカメラマン 各地で炎上
副業するならカメラマン は2019年6月に出版し、煽ったタイトルとテーマで即日炎上しました。理由は説明するまでもなく、努力を続けている既存カメラマンを馬鹿にするようなフレーズが並んでいるためです。
- 1日2時間の仕事
- テクニックもセンスも不要で年収1,000万円
- カメラマンは副業に最高の選択肢
- たった90日で稼げるカメラマンになれる
アマゾンレビューを見る限り、読み物・考え方としては悪くないようですが、今までカメラマンとしてやってきた方々に敬意を感じません。新しい技術や考え方は時代とともに更新していくものですが、過去があってこれからがある。仕事は地盤があって成り立つとするといかがでしょう。
「君も明日からプログラマー!」といったような教育本とは異なり、これは煽りすぎとではないでしょうか。
副業するならカメラマン アマゾンレビュー
2019年8月9日現在でレビュー41件 2.7点(5.0点満点)
1点・5点大きく分かれているのがいかにも炎上案件の様相・・
評価の高いレビューをピックアップ
良かった、面白かったというレビューを見ていくと、撮影に関するスキルが書かれているのではなく仕事にかける情熱や心構えに関する内容が評価されていることが分かります。
本を読めば読むほどモヤモヤが消されます。
今度セミナーに参加します。
今まで読んだカメラの本の中でもワクワクしながら読みました。
一読して損は無いと思いますよ。
カメラによる起業を通して、起業するに最短な考え方が解らない普通の人にも、行動パターンを示して分かりやすく導いてくれるように書いてあり、目標の立て方や行動の仕方など、サラリーマンとしても役に立つ内容でした。とても役に立ちそうです!
一方、酷評レビューをピックアップ
撮影スキルを求めて買った方は思っていたのと違ったということと、自己中心的な内容(再現性がない?)で上級講座の勧誘へ続く内容が酷評レビューのほとんどです。
この著者の開催してるセミナーに参加してしまった者です。
カメラマンとしてはある程度収入を得る事には成功しましたが、受講した事を深く後悔してます。
まず、本気でカメラマンを目指してる方は読まない事をお勧めします。
業界や現場では通用しない素人カメラマンを増殖させてる危険なセミナーです。
確かに最近は、出張カメラマンのサービスや需要は増えてますが、このセミナーはそれらとは別軸の話になります。
完全に「自己啓発」の延長や「スピリチュアル」な方面に偏っています。
まずは筆者の自慢話から始まります。俺は一億円儲けたどうだ凄いだろう。
本のタイトルの副業とは関係無い話、とても副業では出来ない事ばかり。
カメラマンになる方法はまったく書いてありません。内容は他の本の丸写し。
自分のインターネット講座に高額な代金を支払って入会すれば教えるとの締め括りです。
HASEO氏を勝手に広告起用 炎上にとどめを刺す
お金を払ってまで読む気にもならない事と、これはSNS上にある発言を基にする無責任投稿・推測投稿ではありますが、炎上させるのもセンスと感じました。
一般人が炎上させたくてもスルーされるだけ。
HASEO氏は今でこそメーカー広告に起用される作家ですが、20年近く作家活動を続けてきました。
一方、副業するならカメラマンは、カメラ歴0日でも3ヵ月で稼げるカメラマンになれる とあまりに対照的です。
どこまで炎上を狙っているのか分かりませんが、HASEO氏にちなんだ炎上はここからはじまりました。
聞いていた仕事の内容が全く違う
自分の経歴も全く違うそんな仕事受けられる訳が無い
— HASEO@東京個展 8月1日から丸の内で開催 (@haseo0409) July 25, 2019
HASEO氏の作風と出身・小椋翔講座の性格 不一致
HASEO氏を招いた特別講座を開催するにあたって、調整前に突っ走った模様。
この件の事だと思うのですが
確かにちゃんとセミナーされているのかもしれませんが余りにも写真・世間をバカにしているやように感じます
写真掲載許可とってる、特別講師としてHASEOさんが来られるみたいな内容で集客されているようですが大丈夫でしょうか? pic.twitter.com/Dxw9ukLG2K— くまパパ (@kumapapa773) July 25, 2019
懲りずに再投稿?
小椋翔 更なる暴走?
(更なる炎上を狙っているとも想像できます・・)
懲りずに、また投稿してはります。 pic.twitter.com/QRLJejrN09
— photograpr 炎(えん)写心 (@retu_photo) July 25, 2019
情熱の先が 写真表現 or お金儲け
どのようなやり取りがあったのかは推測するのみですが、情熱をもって写真表現をしようとしている人と、情熱の先がお金儲けに向かっている人と相性が良いはずなく、それを分からなかった小椋翔は写真業界の経験不足といえるでしょう。
小椋翔はやり過ぎ。
セミナー参加したことあるけど、金儲けの話だけ。どんどんセミナー開いて受講者を無制限に集める。どんどん素人なんちゃってカメラマンが増えて、結果顧客を分け合うことになり、金儲けなんて無理。それを分かっているのに、とにかく数を稼いで受講料を巻き上げる戦略。— 大東京一工【公式】 (@Y90ikOaQzpHIQ90) July 27, 2019
副業するならカメラマン 小椋翔 旅に出る
HASEO氏の一件で、Twitter・Instagramへ謝罪文を掲載したものの、現在削除されています。
株式会社コトノ葉のTwitter・Facebookページ自体も削除。
謝罪文を掲載するも削除
謝罪文を掲載するも削除をするなど、出版以来破竹の勢いで炎上していましたがもはや迷走と言えます。
削除し忘れたのか、ブログ だけ残っています。
カメラマンという定義の更新?
副業するならカメラマン出版当初からSNSで炎上しているのにもめげる様子すらなかったので意外な展開です。しかし、旅に出て締めるというのは学生のような意識を感じざるを得ません。
カメラマンの定義が時代とともに更新していくとすれば、小椋翔は見慣れたカメラマンのひとりとなっていくのでしょう。写真のクオリティーより、お金儲けを優先した末路となるのでしょうか。
「もしも宝くじで大金が当たったら今すぐにでも仕事を辞めたい」という人は少なくないでしょう。写真をカメラマンであることを心からやりたい仕事だからカメラマンをやっていると職業カメラマンの一人として思っています。
うわー…とうとう逃げました。
面白い業態だっただけに注目していましたが、結局は情報商材屋で終わりましたね。
しかも、HASEOさんの件に関する不都合な書き込みも削除。
残念です。
この塾に通う事を検討中の方への検討材料として残しておきます。#小椋翔 #カメラマン全力教室 pic.twitter.com/gbgYOnYqHB— 田原慎一(Shinichi Tahara) (@Mr_shintripod) July 30, 2019