2018年2月に、新型キヤノン EF70-200mm F2.8L IS Ⅲの噂 を投稿して4ヶ月経ってついに、EF70-200mm F2.8L IS 3代目となる EF70-200mm F2.8L IS III USM が発表になりました!
新型EF70-200mm F2.8L IS III USM 強い点光源でフレア軽減する新コーティング:ASC(Air Sphere Coating)
F70-200mm F2.8L IS 3代目となる EF70-200mm F2.8L IS III USM が発表になりました。新たに反射防止コーティングのASC(Air Sphere Coating)によりフレアやゴーストを低減したのが最大の特徴です。
ちなみに、 EF70-200mm F4L IS II USM も同時発表ですが、機動性を重視するか、画質・ボケ感重視を選択するかが機材選びの選択肢となります。
- EF70-200mm F4L IS II USM:機動性重視
- EF70-200mm F2.8L IS III USM:画質・ボケ感重視
強い点光源でフレア軽減する新コーティング:ASC(Air Sphere Coating)
2010年に発売された2代目:EF70-200mm F2.8L IS II USM は今なお定評の高いレンズなので、何が更新されるのだろうと誰もが気になっているところです。
従来よりLレンズの定番になっている、フッ素コーティングによるレンズ汚れの落としやすさ・外観デザインの刷新・に加え、二酸化ケイ素と空気膜形成によるキヤノン新しい技術を盛り込んだ、新コーティング:ASC(Air Sphere Coating)が3代目:EF70-200mm F2.8L IS III USM の特徴です。
新コーティング:ASC(Air Sphere Coating)の特徴は、強い点光源でその効果を発揮します。
豆知識:ゴースト・フレア
- ゴースト:レンズの裏面の反射光がレンズ表面で再反射した映り込み。
- フレア:レンズ後方からの光がレンズ表面に反射する映り込み。
ASC(Air Sphere Coating)
レンズ表面の蒸着膜の上に二酸化ケイ素と空気を含んだ膜を形成して、光の反射を抑制する技術。光学ガラスよりも屈折率の低い空気をコーティング内に一定の割合で含ませることで、超低屈折率膜を形成。特に垂直に近い角度で入射する光に対して、高い反射防止効果を発揮します。
新型EF70-200mm F2.8L IS III USM 気になるお値段
新型EF70-200mm F2.8L IS III USM は2018年9月中旬発売予定、希望小売価格は300,000円(税別)ですが、市場実勢売価(予約売価)は260,000~320,000円(税別)で推移しています。
風景、スポーツ、ポートレート、鉄道など幅広いジャンルで使われている大三元レンズ、EF70-200mm F2.8Lシリーズは、中級~上級機種と組み合わせて使われる事が多く、高画素化し続けるカメラ本体とともにさらなる画質クオリティーの向上として注目すべきレンズです。